無洗米について(改)
無洗米とは
一般米は、肌ヌカという米の表面に残っているヌカを研ぐことで洗い流してから炊くが、その肌ヌカがすでに除去された米が無洗米らしい。
当然、肌ヌカを除去すると、その分重さが減るそうだ。
無洗米は肌ぬかを取り除かれた状態で販売されています。普通のお米は5kgのお米なら洗うと4.85kg~4.9kgくらいになってしまいます。しかし無洗米は5kgのものは洗っても5kgのままになります。(元記事)
ということは、同じ5kg入りでも、可食部分は100グラムから150グラム、無洗米の方が多いわけだ。2.5%の差になるのかな。
無洗米と一般米の重さと容量(体積)
「お米の保存」という記事に書いたが、一般米1合は150gとあるのに、無洗米を実測すると163gだった。これは、肌ヌカを落としたので、米の粒も小さくなったから、同じ1合でも、無洗米の米粒が多くなって、重くなったのではと思う。
150gの米を研ぐと重さは2.5%減るので、146gになる。これを無洗米とすると、無洗米1合は163gだから、146gは164mlとなる。
米を研ぐと、単純に180ml150gが164ml146gに。重さは2.5%、体積は8.8%、それぞれ減って無洗米になる、ということだ。
無洗米を炊くのに必要な水の量
炊く時の水の量は、無洗米は146g(一般米1合と同等)につき200mlが基準だとすれば、無洗米1合163gには223mlが必要になる。
「全国無洗米協会」のHPによると、無洗米の水量は重量比で1.45から1.5倍だそうだ。163gにたいしては236から244mlになる。
「福井の米屋」のHPでは無洗米1合にたいして225mlとある。
概ね、一般米基準か多めが良いようだ。
一般米の1合と同等な体積が無洗米では164mlというのは、アマゾンで見つけた計量カップに無洗米1合は165mlの表示があるので、妥当なのだろう。
炊飯器の目盛を基準に水の量を決めるなら、こういうカップを使うのが便利だろう。
米を炊くのに必要な水の量に関して
(改)米粒の話は削除して以下のように変更しました。
一般米1合150gを研ぐと146gになる。これが無洗米146gと同等とした。
ところで、タイガーのHPによると、1時間浸水したお米は1.33倍の重さになるそうだ。
146gの無洗米は乾燥状態の重さになる。一般米を研ぐと、乾燥重量は146gだが、実際には水を吸っている。
1時間浸水して33%の水を含むとして、その水分量は146x0.33=48ml。研いだ直後はこの半分とすれば24ml。
つまり、無洗米146gを炊くのに必要な水は200+24で224mlとなる。
一般米1合150gを研いだ後に水200mlを追加して炊飯する。
200mlは150gの一般米に対して重量比で1.33倍。(研いだ後に追加する水量の意味)
無洗米1合146gにたいして、炊飯に必要な水の量は224ml。重量比は1.53倍となる。
まとめ
米を炊く水の量に関して、一般米1合150gにたいして水200mlを基準とすると、
一般米は1.33倍
無洗米は1.53倍
と言えるだろう。
研いだ米の浸水量の考え方にもよるが、無洗米の場合は、一般米より1.53/1.33でおよそ15%増の水の量が必要になる。
なので、炊飯器で炊く時、無洗米専用カップで無洗米を計量し、水は目盛より少し多くするのは適切な事だと言えるだろう。
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