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2021年6月24日 (木)

世界保健機構(WHO)と東京オリンピック2021

5者会議とやらで、オリンピック開催の合意がなされたとニュースで盛んに流れています。

どんな合意なのか、WHOのHPで探してみたのですが、以外にもそのコメントは検索しても見つかりません。

英語サイトなので、検索を利用して探しましたが、コロナとオリンピック関連では「WHOは、国際オリンピック委員会(IOC)と協力して、スポーツや身体活動を通じて健康を促進するための協定に署名しました。(元記事)」という、去年の5月の記事が最新でした。

全体検索でも、今年の4月19日の「COVID-19パンデミックの影響と戦うための若者のアイデアに資金を提供します(元記事)」が「olympic」で検索した最新でした。(内容もオリンピック開催とは無関係かな)

どうもWHOはオリンピックの開催には無関心ではないかと感じます。

トップページのコロナ関連のマップですが、

Who01

となっていて、日本や西太平洋地域は欠けてます。さらに、地域別のページでは、西太平洋地域だけエラーになってしまいます。他の地域は全てリンクは生きているのに、です。

オリンピックが開催されますが、海外からの観客は原則ゼロだから、関心がないのでしょうか。選手を含めた多くの大会関係者が海外から来日しますが、その人たちへの情報はWHOは提供しないのでしょうか?

上の地図をクリックすると、世界地図に感染状況が可視化されたものが表示されました。感染状況について日本政府は「日本は死亡者数が少ないからPCR検査数が多くなくても問題ない」とか言っていたので、死亡者数のマップを見てみます。

Jpn

2021年6月23日の状況です。日本は死者14,496人、感染者787,650人。死者の割合は感染者の1.84%。

India

医療崩壊で悲惨な状況らしいインドです。死者389,302人。感染者29,977,861人。死者の割合は感染者の1.30%。日本より低いです。以外でした。統計のマジックでしょうか。詳細はわかりかねますが。

Usa

アメリカ合衆国です。死者597,037人。感染者33,230,655人。死者の割合は感染者の1.80%。日本と同程度なのは偶然ですよね。でも、ニューヨークなんかは規制が緩和されたと聞きます。ワクチン接種が進んでいるからでしょうか。

Gb

最近、感染が再拡大しているイギリスです。死者127,981人。感染者4,640,511人。割合は2.76%。インドの2倍以上です。

都市閉鎖などの強い感染防止策を取って、ほぼ鎮圧したかの英国は死者の割合が日本やインドより高いというデータはどう解釈すべきなんでしょう。

ワクチン接種率のマップを見てみると、人口100人あたり少なくとも1回の接種を受けた人は、日本9.08人。インド15.4人。米国54.56人。英国61.42人。

過去24時間に新たに報告された死者は、日本42人。インド1,167人。米国394人。英国5人。

なんだろう、はっきり言って、これらのデータをみても感染度合いはさっぱりです。これは確かに専門家でなければ分析は不可能なのでしょう。少なくとも、死者が少ないというだけでは安全などとは到底思えません。だって、インドの方が割合は少ないんだもの。

その専門家の分科会は、「この状況でオリンピックを行うのはありえない」という事を言っていたと思います。実は、WHOはどういう事を言っているのか、一応専門家だと思うので、気になって調べてみたわけですが、それらしい記事はありませんでした。不思議です。

日本が属する西太平洋地域の情報が閉鎖されているのも不気味だし。

分科会の提言は無視されてオリンピックは開催される事になってしまいました。

安心・安全の根拠は示されること無くです。

コロナが忖度してくれるとでも思っているのでしょうか?

すごく不安なんですけど。

 

PS:

西太平洋地域(South-East Asia)の情報

まだ閲覧出来ないままです。オリンピックが開催されているエリアなのに、なんででしょうねぇ。(01/AUG/2021)

タイトルには「東京オリンピック2021」とありますが、「東京オリンピック2020」が正しいです。タイトルを訂正しようかと思いましたが、2021年に開催されているので、このままでいいかなっと。

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