DesignSpark Mechanical 四方蟻継(しほうありつぎ)のモデル作成1
木造継手のひとつ、四方蟻継のモデルを作成します。
完成図です。
透視図です。
上下は横に滑らせて組み付ける構造になってます。
おおまかな作成手順です。
1.立方体(朱色)を作る。
1-1 起動して作業タブ test1 を準備します。
1-2 一辺の長さが60mmの正方形を描画します。
1-3 正方形(平面)をプルして長さ100mmの立方体にします。
2.立方体を削って、四方蟻継モデルの下(朱色)を作る。
2-1 台形を側面にけがく。
2-2 台形をサーフェスにして、プルして立方体を削る。
2-3 立方体に色をつける。
3.上側の立方体(灰色)を作る。
3-1 朱色モデルをコピペし、色を変えて灰色モデルにする。
3-2 朱色の2側面をサーフェスとして、灰色モデルを削る。
3-3 コピペしたままなので、形を完成図のように修正する
完了
コツは、プルするサーフェスはソリッドから分離、つまり台形なり側面の面をコピペしてソリッドの同じ面にサーフェスを作成し、それをプルして必要な部分をカットします。
また、プルの方向は立方体の辺や対角線だとうまく立方体を削れませんでした。なので、作成したサーフェス間に線を引いて、方向を指定しました。
1.立方体(朱色)を作る。
1-1 DSM(DesignSpark Mechanical )を起動する。
使っているバージョンは4.0の64bit版です。起動するとスタートページが表示されます。
不要なのでタブを閉じます。(上画像のオレンジ色の輪のxを左クリックする。)
タブがなくなります。操作方法で以降左クリックは単にクリックと表現します。
左上のファイルメニューをクリック、新規作成、デザインを順にクリックする。
デザインをクリックすると、新しいタブが表示される。
赤丸部分にはデフォルトの名前が入ってます。今回はDesign2になってますが、名前は変更できます。
左上のストラクチャー欄に表示されているDesign2の文字を1回クリックすると文字の背景がオレンジ色になります。プロパティ欄にも表示が現れます。
さらにもう一度クリックすると、文字が反転表示になり、編集可能になります。
test1に変更します。
入力後、Enterキーを押す、またはマウスを別の場所に移動すると文字(名前)が確定します。
タブの名前も変更されてます。名前に*が付いていますが、これは変更がある印です。保存すると消えます。
1-2 XY平面に一辺60mmの正方形を描画します。
デザインメニューから矩形ツールをクリックします。
カーソルをメッシュ上で動かすと、その座標がウィンド下に表示されています(下図)。
四角形の左上の点から右下の点までドラッグします(下図)。
左上の点(x -30 y 30)をクリックしたまま右下の点(x 30 y -30)までクリックしたままマウスを動かします(ドラッグ操作)。
ドラッグをやめた所です(下図)。
ドラッグ中はx成分のボックスが反転表示でしたが、操作後(マウスのボタンを離す)はy成分の数値が反転されてます。
そのまま数値を入力すると、反転部分の数値(60)を書き換えられます。30を入れた所が下図です。
そのままEnterキーを押すと、数値が変更され、図形も書き換えられます(下図)。
と同時に、今度はX成分の60の文字が反転表示されています。
元の角60の正方形に戻します。
TABキーを押すと、反転文字がY成分に変わるので、30から60に再変更します(下図)。
Enterキーを押すと、数値が変更され、図形も再描画されます。
矩形の描画を確定する為に、デザインメニューの矩形ボタンをクリックします(下図)。
矩形(角60の正方形)の描画が完了しました。
座標を見ながらドラッグしても、始点だけ座標を確認して適当に矩形を描き、辺の長さは後から変更しても描画可能です。
座標は気にせずに矩形を描画し、必要なら必要な座標に移動すれば良いので、最初は座標を気にしなくても良いかもです。
【備考】
左上のストラクチャーメニューを見ると、「カーブ」という項目が出来ています。
左の三角をクリックして展開すると今描画した矩形は4つの「Line」で構成されているのが分かります。
また、チェックボックスにチェックが入っています。
このチェックをクリックするとチェックがはずれます。このチェックは描画する、しないの選択になります。
1-3 正方形(平面)をプルして長さ100mmの立方体を完成させます。
矩形の描画が終わったら、デザインメニューのプルをクリックします。
上図 クリック前(スケッチモード)
下図 クリック後(3Dモード)
上部メニューの中央にあるモードが切り替わります。
また、左上のストラクチャーメニューで、矩形の描画直後は「カーブ」となっていた表示が「Surface」に変わってます。
マウスをこの面の上に持ってきます。
面が選択され、黄色に色が変わりました。ストラクチャーメニューでも、Surface の文字の背景に色が付きました。
マウスを面上のままドラッグして面に厚みを持たせる向きにマウスを動かします。
面に厚みが出来たような描画になり、数値が表示されます。マウスはドラッグしたまま、キーボードから100と入れます。
キーボードから1,0,0と入力します。1を押すと青く反転表示されていたもじが1に変化します。この時点でマウスボタンから指を話してもOKです。100とタイプしたら、Enterキーを押します。
画面表示が自動でズームアウトして、高さ100の四角柱全体が表示されました。
ストラクチャーメニューでは、Solid に変わってます。
ラインで面を作り、プルで厚みをつけて立体にする。だいたいはこの操作で3Dモデルを作っています。
次回は立体を面で削って、立体(朱色)モデルを完成させます。
今回はここまで
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