DesignSpark Mechanical 1.0 使用例4 移動と配置 パターン
今回は、2DのCADで言う所の、コピーコマンドについてです。
やり方は、移動コマンドを選択し、オプションの「パターン作成」にチェックを入れます。
ストラクチャービューのタブの並びに、「オプション-移動」というタブがあるので、クリックします。
パターン作成にチェックをつけます。チェックとは、パターン作成の文字の左にある四角をクリックして、レ点マークを付ける事です。このレ点は、再度クリックすると消えます。チェックをはずすとも言います。
では、このまま移動させてみましょう。
赤の移動ハンドルをドラッグ中です。
ドラッグをやめる。つまり、左ボタンをはなすと。
距離と数は未確定です。今はこのまま、画面のどこか白い所をクリックして、移動(パターン付)を終了させます。
ストラクチャービューを見てみます。
パターンという物が出来ています。プラスを開くと、コンポーネント1(Component1)というものが二つ出来ています。さらにその一つをひらくと、ソリッドがあらわれました。
カーソルを重ねて、どれがどれを指しているのか見てみます。
上の絵では、パターンにカーソルがあるので、黄色の線で、二つのソリッド(今コピーした直方体)が囲われています。
上図のように、ソリッドを表示させて、マウスを重ねると、対応するソリッドが黄色くなりました。
このストラクチャービュー、ストラクチャーは構造という意味でしょうか。今の図面の構造図というわけでしょう。
この図には、パターンが一つあり、その中身はソリッドを含むコンポーネントが二つある。という事になります。ファイルのフォルダ表示に似ていますが、同じ名前が存在できるようなので、注意が必要かも。せめて同じ階層のコンポーネントは1,2と番号を変えて欲しいと思います。マクロ(があればですが、)ではどうやって区別してるのかな・・・
とりあえず、一つを二つに増やせました。
もう一つの方法でコピーしてみます。Ctrl-cとCtrl-vです。
一つをトリプルクリックで茶色く選択します。
移動コマンドを選んだままなので、移動ハンドルも表示されてます。この時、ソリッドの片方のみ選択したつもりなのですが、さきほどのパターン付移動操作の時のように、数と距離を入力できるような画面になりました。今は無視します。
Ctrlキーを押しながら、Cキーを押します。通常のコピー操作です。そしてそのまま、Ctrl-Vで貼り付けます。貼り付ける位置は同じ座標、つまり重なります。
こんな表示(上)に変化します。このまま、緑の矢印をドラッグして移動してみます。
どうやらうまくいったみたいです。ストラクチャービューを確認すると。
パターンと同じ階層に、ソリッドが一つ追加されています。予定通りにコピーできました。
次に、もう一度、最初のソリッドを、チェック付の移動コマンドを使って、コピーしてみます。
トリプルクリックで最初と同じソリッドを選択しました。(下図)
パターンにチェックを入れて、緑のハンドルをドラッグしてみます。
一つではなく、最初にパターンでコピーしたものと二つ一緒にコピーされています。ドラッグをやめると、数、2つの距離のボックスが現れます。数を3にしてTABキーを押すと、数が6個になりました。距離らしき数値も変更してみると、どうも最初のパターンを変更できるようです。
パターンとして移動やコピーされたり、パターン内の一部のソリッドだけがコピーされたり、使って覚えて慣れるしかないのでしょうね。
パターンで作成した要素をバラバラにして独立させたいと思います。とりあえず、ストラクチャービューを編集してみます。窓の辺をドラッグすると窓をひろげられます。すべてのソリッドを表示してみました。コンポーネント2が現れてます。何がどうなっているかは、見ての通りです。
カーソルをそれぞれの項目、パターンとかソリッドに合わせて、どういう構造か確認してみて下さい。なぜと思うのはあきらめましょう。アズイズで使う事にしています。
ソリッドの一つを、図ではDesignというトップアイテムにドロップしてみました。
黄色のソリッドをドラッグしてます。ドロップすると
あれ、コンポーネント2に入っていたソリッドが全て無くなって、独立したソリッドが増えて、結果はソリッド2個だけになってしまいました。う-ん、奥が深いというかわけわからんというか。
おそらく、パターンという名前から、パターンというのは、模様の構造を作る操作でコピーとは根本的に違うようです。ソリッドを戻したり、いろいろと移動してみましょう。法則のようなものがなんとなく分かってきますが、実際の作図で応用できるには程遠いです。
ソリッドの一つを変更すると、パターン内の全てのソリッドが同じように変更されます。
こういうあたりは、2Dと考え方が違うようです。あと、パターンの文字を右クリックすると、パターン解除というコマンドも選べるのですが、パターンがコンポーネントに変わるだけで、動作は同じに見えます。
パターンの使い方はもっと検討を要するようです。
とりあえず、パターンで配置したソリッドを独立させるには、パターン内の対象となるソリッドをCtrl-CしてCtrl-V(コピー&ペースト)すれば、パターンのソリッドとダブりますが、別のソリッドとしての配置は可能です。
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円盤に段付き穴を開けます。
移動コマンドを選択し、穴の内面とザグリ面の3面を、Ctrlキーを押しながら選択します。パターンにチェックを入れます。
アンカーを円盤の中心線にします(下図)。下図は中心線付近をマウスで探って、緑色に中心線が選択可能になった様子です。中心線をクリックすると、移動ハンドルが中心線位置に移動します。
移動ハンドルの中の、円盤の回転方向のハンドルをドラッグしたままにします(下図)。
角度以外が()付になってます。ドラッグしたまま、キーボードから120と入力してEnterキーを押します。
同じ穴が3か所に配置されました。まだ確定していません。TABキーで入力箇所を移動できます。マウスで数値をクリックしても良いのですが、間違えると確定してしまうので、TABキーが良いと思います。
数を4にしてEnter。90度に角度も変更になり、4個配置されます。
角度を360を割れない数、100にしてみても、拒否されます。
画面の白い所をクリックすると、確定します。
ストラクチャービューをみてみると
穴はパターンとして存在しますが、ソリッドとか独立していないようです。穴の一つに追加工してみます。
こちらは、追加した穴だけで、パターンの他の穴には変化なしです。
これはこれで、普通に使えそうです。
穴を5つに変更してみます。移動コマンドで追加工していない穴の3面を選択します。パターンにチェックは入れません。追加工した穴だと、追加工部分が移動できないせいか、エラーになりました。
数を5にしてEnterキーを押します。
選択した穴を基準に5等分し直されました。追加工したピンは埋もれてしまい、無くなってしまったようです。
4つに戻してみましょう。移動を選択し、ストラクチャービューのパターンをクリックします。
パターンの穴が選択されました。さっきと同じ、左の穴をクリックします。茶色の部分ならどこでも一か所で良いです。アンカーはこのままで、数だけ4にしてみます。
4つに戻りました。追加工部分はやはり消えてます。
パターン、奥が深そうです。使いこなせるのかな・・・
今回はここまで
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