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DesignSpark Mechanical 1.0 使用例3 移動と配置 向き合わせ

PS v5.0にアップデートしました。以下の方法で、回転軸を合わせるやり方は、v5.0ではうまくいきませんでした。

新しい方法はこちらをご覧ください。(2022/10/19)

 

 

--- 以下は元記事です。 ---

使っていると、こんな使い方があるのかという発見があります。ヘルプとか良く読め!と言われそうですが、とりあえず、こんなテクニックがありました。

 

まず、ピンの平行移動について。

 

今までは、3方向それぞれ「ボディまで」を使ってましたが、一度に移動できる事を知りました。基準面(線)の取り方次第で、意図したように移動できそうです。

 

以下は、適当に回転させたピンの向きを穴の向きに合わせて、ピンを穴に入れる操作です。一度で平行移動は回転して軸の向きが合ってからになります。では

 

Enter012

 

 

 

ピンを移動コマンドによって、適当に回転させてあります。

 

ピンを選択します。

 

Enter013

 

 

 

すでに移動コマンドを選択済だったので、移動ハンドルが表示されています。

 

これからする動作は、ピンの向きを回転移動で穴の向きに合わせます。操作は

 

    1. 移動の基準(アンカー)をピンの側面の円筒にする。

 

    1. 移動ハンドルの向きを、ピンの側面に合わせる。

 

    1. 回転移動用のボタンをクリック。

 

    1. 穴の側面をクリックして、ピンの向きを穴の向きにそろえる。

 

  1. 穴にピンを直接移動させる。

 

 

ではまず1から。ピンは選択されています。そのままアンカーボタンをクリックします。

 

Enter034

 

 

 

 

 

 

カーソルをピンの側面に移動すると、黄色く色が変わって、選択しようとしている事がわかります。そのままピンの側面が黄色い状態でクリックして、ピンの側面をアンカーとします。

 

Enter023

 

 

 

この操作は、移動ハンドルの根本をドラッグしてピンの側面を選択するのと同じ操作です。

 

次は2です。まず、アンカーボタンの右にあるボタンをクリックします(下図)。

 

Enter024

 

 

 

そして、カーソルをまたピンの側面に移動します。側面が今度は青に変化します。青いままで側面をクリックすると、移動ハンドルの向きの指定が終わります。

 

Enter025

 

 

 

上クリック前。下クリック後。移動ハンドルの色も変わってます。また、グレーアウトしていた左の一番下のボタン(赤丸部分)も選択可能になりました。

 

Enter036_3

 

 

 

今は側面を選択したので、緑色が光ってます。穴の方向に合わせる為に移動ハンドルの赤をクリックして、赤を光らせます。

 

Enter037

 

 

 

選択可能になったボタンをクリックします。(3の操作、ピンの向きを変える為のコマンドの選択です。)

 

Enter027

 

 

 

そして、穴の側面をクリックします。(操作の4、向きを合わせたい対象を選択。)

 

Enter028

 

 

 

上はクリック前、下はクリック後。ピンの向きが変わります。

 

Enter029

 

 

 

操作5、ピンを穴に入れます。冒頭の一度で平行移動のやり方です。

 

ピンの赤い上向きの矢印は選択されたままです。長手方向の矢印です。クリックして選択しますが、今は選択済なので省きました。

 

Enter030

 

 

 

「ボディまで」ボタンをクリックします。

 

穴の中心線にカーソルが合うと、中心線が緑に光るので、光ったままクリックします。

 

クリック前

 

Enter031

 

 

 

クリック後。移動しました。

 

Enter032

 

 

 

中心線の上を選択したようで、ピンの中心付近までしか入ってません。このあたりは、基準の取り方に工夫が必要なようです。

 

また、方向基準をピンの側面を選ぶと、円筒の法面方向がデフォルトで選ばれます。そのまま穴の側面と向きをあわせようとすると、穴と直角になってしまいました。

 

Enter038

 

 

 

何を何に合わせるのかというのは、その都度確認しないとうまくいきません。やり直しCtrl-zで色々試してみています。

 

移動でこの回転移動というか、軸の向きを合わせる方法がなかなか分かりませんでした。これで、厳密にピンを穴に合わせることが、いろんな場合で可能になりました。

 

PS:移動ハンドルの回転用の矢印をダブルクリックすると、90度づつ回転します。

 

ここ


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改行はShift+Enterキーを押してください について

いつからか、ココログの記事作成窓に「改行はShift+Enterキーを押してください」という表示が現れるようになった。

HTMLを確認してみると、Enterキーを押すと、その文はPタグではなく、DIVタグで囲われるようになった。

Shift+Enterでは、その位置にBRタグが設置されている。

仕組みはわかった。でも、個人的には改行した文章は全てPタグで囲って、表示された時に各文の間に空行があるように表示されるのが好みなのだ。

かといって、いちいちHTMLを編集するのは嫌だし、ShiftキーでBRタグを挿入というのもなんだか・・・そもそも記事の作成画面での改行が反映されないというのが我慢ならないのである。

そこで、文を1行入力してから「HTMLの編集」タブに切り替え、最初の文、これはPタグで囲われている、の次に並んでいる

<div></div>を全て<p></p>に変更するのだ。

この段階なら2行くらいか。1行修正して以下は削除してもよい。

こうしておいて、「記事の作成」に戻ると、ふつうにEnterキーを押すだけで、その文がPタグで囲われるようになる。

好みもあるでしょうが、確認ボタンを押してアレッと思うのが嫌なら試してみてはどうでしょう。

DesignSpark Mechanical 1.0 無料の3D_CAD インストール2

DesignSpark Mechanical、DSMと省略するみたいなので、今後はこう呼ぶとしよう。

今朝起動したところ、バージョンアップの英語の案内が表示された。長い間アップデートされてないとかいう内容だった。案内に従ってクリックすると、英文のアップデータのダウンロードサイトがブラウザで開いた。

32ビット版と64ビット版がある。私のマシンは、64ビットのwin7proなのだが、32ビット版のDSMをインストールしていた。

前回インストールのとき、Installer.msi ではインストールできなかったので、setup.exe で無理やりインストールした。それでも使えていたので気にしなかったのだが、今回、インストールしてあった32ビット版をアンインストールして64ビット版を新たにインストールしてみた。

Installer.msi で問題なくインストール出来てしまった。前回登録したアカウントでの認証も問題なかった。

32ビット版のインストールの時、.NET Framework4 をインストールしたにもかかわらず、、Installer.msi を起動すると、.NET Framework4 が無いとなったのは、どうも32ビット版の、.NET Framework4 が無いという意味だったのかも。

なぜ前回32ビット版をインストールしたのか。経験上、64ビット版は32ビット版に比べるとバグだらけという経験があったからだが、今となってはそんなものは杞憂に過ぎないようだ。64ビットOSを使っているのだから、64ビット版を使えば良いのだ。そういう事だったのだ。うん。

インストールしなおしたら、アップデートの案内は出なかった。すでにフィックスされたものが配布されているのだろう。

動作で気になっていた、プルのときの数値入力だが、ドラッグをやめても数値入力できるようになっていた。インストールの経緯からなのか、アップデートによって改善されたのかは不明。

職場のxpマシンにインストールした32ビット版も同じだったから、そっちも調べてみようと思う。あっちもマシンそのものは64ビットなのだ。もともとwin7プリインストールモデルのノートPCでi5マシンなのだが、なぜか支給された時にはxpになっていた代物だ。win7のシールがむなしかった。

バージョン情報は ファイルーオプション(右下、終了ボタンの横)で確認できる。

Dsm_info001

Dsm_info002

バージョン情報 (2012.1.2.02111) (ライセンスID: blank)

と簡易表示されている。「・・について」ボタンをクリックすると

Dsm_info

64ビット版と明記された表示が確認できる。


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DesignSpark Mechanical 1.0 使用例2 移動と配置 準備編

作成したソリッドを、所定の位置に配置してみます。

 

平行移動はわりと感覚的にわかったのですが、角度を合わせる方法がなかなか気づかなくて悩みました。

 

まずは、移動の基本のおさらいから。ソリッド、今回は円筒、を選択するのですが、トリプルクリックは苦手なので、ストラクチャービューの対応するソリッドを1クリックで選択します。こっちで選択すると、全体を簡単に選択できます。

 

Mv001

 

 

 

クリック前は薄い黄色だったのが、茶色くなって選択完了。次に移動をクリック。

 

Mv002

 

 

 

この三半規管のような移動ハンドルが表示されました。

 

ただ適当に移動するだけなら、この移動ハンドルの三つの矢印と円弧の矢印を適当にドラッグすると、ソリッドはそれなりに移動します。移動の数値や角度もキーボードから入力出来ます。

 

さて、この円筒、直径3.7mmなんですが、これを4mmの穴の中央に配置したいと思います。そのために、穴の開いた板を用意するのですが、今回は別の図面というかファイルに板を作って、この円筒と板を組図というさらに別の図面にインポートして、組み合わせてみようと思います。

 

では、新しい図面を開きます。ファイルをクリックし、新規作成の上にカーソルをのせるとさらにサブメニューが開くので、カーソルをデザインの表示に移動させて、デザインの文字付近をクリックします。

 

Mv004

 

 

 

クリックすると、新しいタブが増えてます。ここに板を作ります。

 

Mv005

 

 

 

とりあえず、4mmの穴の開いた板を適当に作ります。

 

Mv006

 

 

 

こんな平面図を描いてから、プルします。厚さは円筒と同じ10mmにします。

 

3Dモードに戻してプル。上に引き上げました。下でも良いですが、違いは今は気にしない、と。

 

Mv007

 

 

 

上はドラッグ中です。このままキーボードから数値を入力しても良いのですが、一旦スペースキーを押すと、ドラッグをやめる、つまり、マウスの左ボタンを離しても数値の入力待ちになります。この操作はヘルプに出てました。F1をまめに押して、ヘルプを読みながら操作を覚えましょう。

 

キーボードから半角で 10 と入力してEnterキーを押すと、穴開き板が出来ます。CADが丸は穴だと勝手に判断してくれたようです。今回はたまたまラッキーなのかな。

 

Mv008

 

 

 

穴が開いているのが見やすいように、マウスのホイールを押しながらソリッド(板)を少しうごかしてます。

 

ここで、ビューという考えをはっきりさせておきます。デザインタブの向きというグループのコマンドは、ビュー、つまり視点というかカメラ位置というか、見ている所を変更するコマンドです。これらのコマンドを使っても、作図したソリッドそのものの向きは変化してません。置いてある板をいろんな角度から見ているだけなので、板そのものは置いた位置から動かしていません。

 

一方、これから行う移動コマンドは、板を今の位置から移動するコマンドです。今回は板ではなく、円筒の方を動かしますが、ビューの移動と円筒などの移動をわけて考えられるようになりましょう。

 

よけいなお世話だったかもです。次に進みます。

 

組図用の図面を新規に作成します。ファイルー新規作成ーデザインをクリックします。タブがまた増えて3つになりました。Design1、Design2,Design3となっていると思います。文字の肩の*(アスタリスク)は、まだ保存されていないという意味だと思います。(確認してません)

 

Mv009

 

 

 

先に保存しておきましょう。また、それぞれ、ピン、ベース、組図と名前をつけて保存します。

 

まず、Design1のタブをクリックします。ファイルー名前をつけて保存ー名前をつけて保存をクリックします。

 

Mv010

 

 

 

Mv011

 

 

 

タブがピンという名前になり、肩の*を取れました。ベースも同様に保存します。組図は空のままで保存しておきます。

 

Mv012

 

 

 

それぞれの名前がタブに入りました。(PINとかAssyとか、名前は好きにして良いです。)

 

ピンのタブを選び、円筒、ピンと呼ぶことにしますが、ピンを選択して、Ctrl-Cまたは下図のようにコマンドを選択しても良いですが、ピンをコピぺするためにまずコピーします。

 

Mv013

 

 

 

次に組図を開いて(タブをクリックして)、Ctrl-Vでペーストします。これも、クリップボードのコマンドの貼り付けでもOKです。

 

Mv014

 

 

 

まず、組図にピンが入りました。ストラクチャービューを見ると、組図*の下にSolidが出来てます。カーソルをピンの絵に合わせると、ピンの絵とSolidの文字(の背景)が黄色くなります。

 

Solidの文字をクリックすると、ピンが選択され、もう一度クリックすると、文字編集ができるようになります。あるいは、Solidの文字の上にカーソルを合わせ(この時、ピンも文字の背景も黄色くなる)、マウスの右クリックでサブメニュが開きます。

 

Mv016

 

 

 

名前を変更して、ピンにしました。

 

Mv017

 

 

 

ベースはインポートで組図に挿入したいと思います。

 

ウィンドの横が狭くて挿入グループのファイルコマンドが見えてなかったので、横に広げて、ファイルコマンドを表示させ、クリックします。

 

Mv018

 

 

 

ファイルの選択ダイアログが開くので、さっき保存したベースを開きます。

 

Mv019

 

 

 

ピンはベースに埋もれてしまいました。また、移動コマンドでベースが選択された状態です。

 

一旦組図上の白いどこかをクリックします。

 

Mv020

 

 

 

組図に配置される位置は、それぞれの部品を作った位置が反映されているようです。

 

さきほど、上にプルと下にプルの違いは無視しましたが、ピンも上、ベースも上にプルしたので、上の絵のようにピンがベースに埋もれました。作図の仕方によって、同じにはなってないかもです。

 

ストラクチャービューを見ると、ベースはSolidという表示ではありません。ベースとファイル名が入ります。

 

ピンを動かしましょう。移動コマンドを選択し、ストラクチャービューのピンをクリック。

 

Mv021

 

 

 

ピンが茶色に選択され、移動ハンドルが表示されます。

 

ここからは操作のみで解説は次回にします。とりあえず、穴にピンを入れましょう。

 

移動ハンドルの緑の矢印をクリック。

 

Mv022

 

 

 

小さいメニューの右から2番目をクリック

 

Mv024

 

 

 

そして、穴の側面をクリック

 

Mv025

 

 

 

側面をマウスで選択すると、黄色くなります。やりにくかったら、マウスホイールを回して拡大しましょう。

 

これで、緑方向(Y方向)での穴とピンの中心はそろいました。次は赤方向も同様の操作をします。

 

赤の矢印をクリック

 

Mv026

 

 

 

小さい小窓の右から2番目をクリック

 

Mv027

 

 

 

穴の側面をクリックすると、ピンは穴に入ります。

 

Mv028

 

 

 

部品(ピンとベース)作成の時、デフォルトの平面からどちらも上に10mmプルするとこうなりますが、ピンは上、ベースは下へプルすると、インポート時は下図のようになっていたと思います。

 

Mv029

 

 

 

ピンが上に出ています。緑と赤の操作をすると。

 

Mv030

 

 

 

次はピンを中に入れなければなりません。考え方としては、ピンの上面をベースの上面に合わせるように移動させます。

 

まず、移動ハンドルのXYZ(赤、緑、青っぽい色)の根本の球の部分をドラッグして、ピンの上面に移動します。この操作はピンの移動の基準面をピンの上面にするという意味です。

 

Mv031

 

 

 

ドラッグ中(上)。拡大してます。上面が選択され、茶色になってます。

 

Mv032

 

 

 

ドラッグをやめると、ピンの上面が基準面になりました。移動ハンドルも移動しました。

 

青の矢印をクリックします。

 

Mv033

 

 

 

小窓の右から2番目を選んでも良いのですが、同じ操作は画面左のこれ(下図参照)と同じです。

 

Mv034

 

 

 

この「ボディまで」をクリックします。そして、マウスをベースの上面に移動します。この時、選択されたベースの上面が黄色くなります。ベースの上面が選択されている確認がこれで可能です。

 

Mv035

 

 

 

上面をクリック。

 

Mv036

 

 

 

ピンは穴に入りました。

 

画面左下にXYZの矢印のついたサイコロみたいなものがありますが、そのZ(青)をクリックします。

 

Mv037

 

 

 

上図はマウスを合わせた所。クリックすると、このZ方向からのビューになります。

 

画面操作は「向きグループ」のコマンドのパン(Shiftキーを押しながらマウスホイ-ルをクリックしてドラッグしても同じ)やズーム(マウスホイールの回転でも同じ)などでおこない、ピンの入った所を見ると

 

Mv040

 

 

 

4mmの穴に3.7mmのピンが入っている様子がわかります。

 

ここ

 

DSM TOP

プルの回転を使った溝切リングの作成記事

 

 

 

DesignSpark Mechanical 1.0 使用例1 円筒の内部をくり抜く。

円筒を加工してみます。

 

DesignSpark Mechanical 1.0を起動します。

 

Pg001

 

メッシュで表示されたスケッチ面の中心を中心とした、高さ20mm、直径20mmの円柱を描きます。

 

まず、円を描きます。

 

Pg002

 

 

 

次に、プルコマンドを選択、円の面をクリックして選択する、選択した図形がオレンジになります。ひだりのオプションプルから、「両側にプル」をクリックします。

 

Pg003

 

 

 

選択した円盤をドラッグし、ドラッグしたまま、キーボードから20と入力してEnterキーを押します。この時、日本語モードになっているとうまくいきません。半角英数で入力します。

 

Pg004

 

 

 

 

 

次に、円筒の中心に、円筒状の空洞を作ろうと思います。半径は10mm、長さ10mm。上下左右の厚さが5mmになるような位置に空洞を作ります。

 

カーソルで絵の無いところをクリックします。

 

Pg093

 

 

 

スケッチボタンをクリックします。

 

Pg005

 

 

 

円筒を作ったまま、すぐにスケッチボタンを押すと

 

Pg094

 

 

 

という画面になります。これは、前回選択したスケッチ面が記憶されているためです。

 

モードメニューの3Dモード(緑の立方体)をクリックすると

 

Pg095

 

 

 

となります。

 

改めてスケッチボタンをクリック。

 

円筒の上面にカーソルを移動すると、上面が黄色くなります。(まだクリックしません。)

 

Pg006

 

 

 

クリックすると黄色の選択色は消えます。

 

Pg007

 

 

 

円筒の上面が含まれる平面がスケッチ面として選択されました。

 

画面下部に4つのアイコンが表示されました。右から2番目の「スケッチ面移動」ボタンをクリックすると

 

Pg009

 

 

 

スケッチ面に移動用のマークが現れます。

 

スケッチ面を5mm下に移動します。青の矢印を下へドラッグします。ドラッグしたまま、キーボードから数値5を入力し、Enterキーを押します。マウスの左ボタンは押したままでEnterキーを押して下さい。

 

Pg010

 

 

 

上はドラッグ中です。数値5を半角で入力し、Enterキーを押すと5mm下の面にスケッチ面が移動し、画面ではそこでの断面が表示されてます。移動用マークは、再度「スケッチ面移動」をクリックすると消えますが、そのまま円コマンドをクリックしても消えます。

 

中心に10mmの円を描きます。

 

Pg011

 

画面左のタブから「ストラクチャービュー」というタブをクリックします。「ストラ...」と表示されているかも。

 

Pg013_2

 

 

 

赤枠に画面上のオブジェクト、具体的には、Solid は円筒、カーブは今描いた円、があります。Solidのチェックをクリックしてはずします。カーソルがSolid位置にあるので、Solidである円筒は黄色く表示されます。

 

Pg014

 

 

 

カーソルを移動すると、黄色い円筒は消えて、円だけが表示されます。

 

Pg015

 

 

 

Solidのチェックがはずれています。この「ストラクチャービュー」で表示、選択、消去などが行えます。

 

3Dモードに戻ります。

 

Pg016

 

 

 

プルコマンドを選択し、円の内側をクリックして円盤を選択します。この円盤は、大きい円筒の上面から5mm下の位置にあります。

 

Pg017

 

 

 

円盤が選択されたまま、「ストラクチャービュー」のSolidのチェックボックスをクリックして、チェックマークをつけます。

 

Pg023

 

 

 

マウスがSolid位置にあるので、円筒はチェックをクリックする前から黄色で表示されます。

 

チェックをマークしてカーソルを移動すると、緑の円筒内部に円盤が透けて見えてます。

 

Pg024

 

 

 

このまま円筒以外の白い部分をマウスで下にドラッグします。

 

Pg025

 

 

 

ドラッグしたまま、キーボードから半角英数で10を入力し、Enterキーを押します。

 

Pg026

 

 

 

これで、大きい円柱の内部に円柱状の穴が開きました。確認するには、表示を変更します。

 

表示タブをクリックします。

 

Pg027

 

 

 

グラフィックボタンをクリックすると、サブメニューが開きます。

 

Pg030

 

 

 

「隠線表示」をクリックします。

 

Pg096

 

または

 

Pg097

 

 

 

と表示され、内部の様子がわかります。

 

表示タブ-「グラフィックスボタン」-「シューディング」をクリックして表示を戻します。

 

Pg031

 

 

 

デザインタブをクリックし、プルコマンドで、上面をドラッグしてみましょう。ドラッグしたまま上下に動かして、中心の穴を確認します。

 

Pg033

 

 

 

ドラッグを適当な場所でやめ、Ctrlキーを押しながらzキーを押す(Ctrl+Z と表示されたりする。Zは大文字である必要はない。Ctrlキーとzキーの二つだけ同時に押す。Shiftキーは関係無い。同時とはいっても、Ctrlキーを先に押す方が良い。)と、プル操作がキャンセルされます。

 

 

 

色々試してみた結果、描画は「スケッチモード」か「断面モード」で描画する面を表示してそこに描画する。描画した平面図形をプルコマンドで立体化する。この繰り返しが3DCADの使い方のコツのように思います。

 


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WIN7-デスクトップアイコンが名前で整列しない

デスクトップにショートカットを並べています。

使いやすいように手動で並べ替えて使っているのですが、拡大鏡など使うと、その並び方や位置が大きく変わってしまいます。

画面を右クリックしてコンテキストメニューを表示すると、

Icon026

並び替えの名前を選ぶと、実行する度に昇順、降順を繰り返して並び変わるのだが、良く見てみると、必ずしも順番に並んではいないように見える。

特に、自分でショートカット名の頭に、数字やアルファベットを入れて整列させようとしてもうまくいかないので、なぜだろうと調べてみた。

表示されるデスクトップアイコンは、自分のユーザーのデスクトップフォルダの内容と、パブリックユーザーのデスクトップフォルダの内容の両方が表示され、パブリックユーザーのアイコンが先に並び、その後に自分のユーザーアイコンが並ぶようだ。

はずかしいので、内容は少ないけれど、以下は二つのフォルダのキャプチャ画像だ。ちなみに、デスクトップフォルダは、Cドライブ\ユーザー\以下にユーザー名毎のフォルダがあるので、その中のDesktop、または、デスクトップ、というフォルダがそれだ。

001_2

画像の内容だけだと、以下のような並びになり、意図しない並びになる・

1_DesignSpark Mechanical 1.0
2_DraftSight x64
0_コマンド プロンプト
3_ペイント

そこで、パブリックの内容をすべて自分のフォルダに移動した。

002_2

これで、デスクトップアイコンは、自分のユーザーのデスクトップフォルダの内容だけになったので、全てのアイコンが名前順に並び替えられるようになった。

共用パソコンの場合、パブリックのアイコン全てを移動というのはどうかと思うけれど、時の場合に応じて、自己責任で行えば問題ないのではないか、な。

 

DesignSpark Mechanical 1.0 チュートリアル実行(4) アッセンブリ・フィル

前回、 HOLED CUBE 製作時に、穴の面取りを忘れていた。

 

Ds401

 

 

 

赤の矢印が面取り、その左はR付け。タブで隠れたりしているが、選択メニューなどによってここにボタンや情報が表示されるようだ。オブジェクト指向のVBなどのパネルに似ているかも。

 

では(4)の本題へ。まずはアッセンブリ。チュートリアルでは

 

10. 同様にコピー&ペーストと移動を繰り返すことでアセンブリができます

 

とあるだけだ。3クリックでまとめて選択、コピー&ペーストは文字などと同じやり方。移動は移動用の三半規管のような記号が複雑だけど、あとは慣れなのかな。

 

Ds402

 

 

 

 

角25mmなので、25mmづつ動かせば良いわけだ。3クリックしてCtrl-C,Ctrl-Vすると同じものが重なるのだけれど、移動ポインタで移動するのは片方だけだ。うまく出来ているようだ。

 

次、フィルツール。

 

フィルツールは、モデルからフィーチャを削除し、それらを周囲のジオメトリで置き換える機能を持っています。」

 

フィーチャ:feature 特徴、要点、目立つ点、容姿といった意味。
ジオメトリ:geometry 
幾何学、形状

 

実際に使用してみようというもの。何に使えるかは今後。

 

というわけで、一応チュートリアルは完了。立体のソリッドモデルをわりと簡単につくれそうだ。

 

作業をしていて思ったのだが、2D-CADで作図するよりもずっと物を作っていいるという実感が大きいので、なんだか作業していて楽しかったです。どこまで使いこなせるかだけど、似た製品の写真とかよりは、アピールは大きいみたいなので、さっそく活用してみたいと思います。

 

DSM TOP

 

 

DesignSpark Mechanical 1.0 チュートリアル実行(3) 肝心な所が・・・

チュートリアル では、次のHOLED CUBEをまた初めから作図するようになっている。指示に従って作図をはじめる。

 

まず、平面ビューを表示して、25mm角の正方形を描く。この時、平面座標上のどの位置に四角を配置するかの指示がチュートリアルには無い。

 

じつはこの後、PIN と HOLED の CUBE を合体させるのだが、その位置決め方法についての指示がとてもあやふやなのだ。

 

おかげで、チュートリアル通りにやっていたのに、合体がずれてしまったのだ。

 

どういう事かは、合体する時にわかるだろう。

 

座標の事はわすれて、作業をすすめる。四角をプルで立体にして穴をあける。

 

Ds301

 

 

 

反対面を通り抜けるまでドラッグして、2面分の穴を一回で開けてしまおう。

 

Ds302

 

 

 

これで、HOLED CUBE 完成。とりあえず、新しい名前で保存しておく。

 

次は合体操作だ。画面は閉じず、ファイルタブのメニューから、開くを選び、先に作った PIN CUBE を開く。

 

開いたら、マウスでトリプルクリックして、PIN CUBE 全体を選択し、移動ツールを選んでおく。移動ツールを選ぶと、選択された部分に座標を表す表示が現れる。

 

Ds303

 

 

 

上の図のように、新しく開いた図面のタブが下のタブ部分に追加されている。3クリックで選択されて、全体の色が選択された色になっている。また、移動ツールが選ばれているので、座標表示も CUBE 上に現れている。

 

この PIN CUBE をクリップボードにコピーする。Ctrl-Cでも良いし、リボンの「クリップボード」グループのコピーボタンをクリックしても良い。

 

HOLED CUBE の図面タブをクリックして、HOLED CUBE を表示させる。そして、クリップボードの PIN CUBE をペーストする。Ctrl-V でも、リボンの貼り付けボタンでも良い。

 

Ds304

 

 

 

少しずれているけれど、二つが重なっている。これは、ほぼ同じ座標に描画したので、当然こうなるわけだ。

 

マウスで余計なところをクリックしていなければ、 PIN CUBE が選択されたままになっているはず。座標記号の矢印のどれかをゆっくりドラッグすると、その矢印の方向に画像を移動させることが出来る。ドラッグの最初は、クリックしたまま少し止まって待つようにすると、スムーズに移動できるようだ。せっかちはダメ。

 

Ds306

 

 

 

Y軸の黄緑の矢印をドラッグし始めた所。

 

Ds305

 

 

 

重なっていた CUBE を引き離した所だ。次は、接触する面を指定して、この二つを合体させるのだが、PIN穴位置はとりあえず無視して、サイコロの面と面が接触するように移動させる方法をここでは覚えよう。

 

Ds307_2

 

 

 

マウスカーソルで座標の原点の根本を持つと、この座標記号を移動させることが出来る。上の図は、座標記号をドラッグして、合体するときに接触する面を選択した所。

 

この選択した面が、接触する面になる。

 

Ds308_2

 

 

 

上図は、青い矢印をクリックすると表示されるメニューの「ボディまで」にカーソルを合わせた所だ。これをクリックし、接触させる面をクリックすると、移動して合体するのだ。

 

この時、相手の面が見えなければ、スピンで見えるようにしてクリックすれば良い。

 

Ds309

 

 

 

スピンで接触させる相手の面にマウスを合わせた所。クリックすると合体する。

 

Ds310

 

 

 

相手の接触面をクリックした直後の様子。

 

Ds311_2

 

 

 

XY面を見ると、ずれているのが分かる。この投影面を表示させるには、左下の座標軸をクリックするか、リボンの「向き」の中青い立体から平面図、最初に四角を描いた平面、を選ぶ。

 

このずれは、平面図に四角を描いた時のズレである。移動ツールで移動させて、ぴったり合体させてみよう。

 

Ds312

 

 

 

1mmメッシュに25mm角なので、ズレは0.5mm±Nmm、ドラッグで近い値を探して数値を0.5単位でまるめて入力するとぴったり合体する。

 

Ds313

 

 

 

おまけ: HOLED CUBE を3クリックで選択し、表示タブで透明のハッチングを選んでみた。適当な所をクリックして、選択中を解除すると、半透明になって、合体の様子がわかるようになった。

 

(4)につづく

 

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DesignSpark Mechanical 1.0 チュートリアル実行(2) ええっと~

平面に図を描いて、押出し(プル)操作によって立体にする。これが3D-CADの基本のようだ。

 

プル(英語のPULL 引くの意味がある)ツールで押し出すというのも変かなとは思うけど、次へ行こう。

 

6つの面にピンを立てる。手前の3つの面は見えているが向こう側をどうするか。チュートリアルには特に何も操作については書いていない。ただ

 

28. 同様に21~27を繰り返し、立方体のすべての面にピンを作成」

 

とあるだけ。困るよね、こっちは初心者なのに。

 

向こう側を見るには、視点を移動する方法と、ワーク、この場合は絵を移動・回転させる方法がある。今回のような場合は、一般的には視点を移動する事が多い。視点を移動するだけなら、「ホームビュー」でもとの視点に戻れるからだ。

 

日本語メニュ―では、「向き」と書いてあるグループを利用する。「スピン」も「パン」も使ってみれば動作は感覚でわかると思う。変な画面になっても、「ホームビュー」でもとに戻るので安心だ。

 

「スピン」は私のマウスの場合は、ホイールを押しながらのドラッグ操作で、また「パン」はSHIFTキー+ホイールを押しながらのドラッグで行える。メニュ―から選べば、ドラッグ操作でそれぞれの機能が働くわけだ。

 

とりあえずスピンでひっくり返してみる。

 

Ds201

 

 

 

ピンを見える所にだけ配置。先にこの3つのR付けもしておこう。

 

Ds202

 

 

 

スピンを選び

 

Ds203

 

 

 

マウスをドラッグ(赤矢印)

 

Ds204

 

 

 

ちょうどひっくり返ったので、ピンを配置する。

 

Ds205

 

 

 

PIN CUBE 完成。3Dモードで選択ツールを使い、円を描く平面を選択して座標を表示させる操作は、アイテムの追加位置の指定という事で、今後も基本になりそうです。

 

ホームビューで表示をもとにもどして、セーブします。次はHOLED CUBEつくり。

 

(3)へつづく

 

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DesignSpark Mechanical 1.0 チュートリアル実行(1) あれれ・・・

3D-CADを使うのは生まれて初めてだ。2DのCADはそこそこ使えるので、なんとかなるだろう。甘いかな。

 

チュートリアルのページ

 

3. DesignSpark Mechanicalでダイレクトモデリングを作成するための第一段階

 

に従って、使ってみるのだが・・・
Ds101_2

 

 


上は押し出し(プル)操作中の画面。高さの数値がハイライトされているのは、マウスでドラッグしている間だけ。
マウスを離すと高さが確定してしまった。
正方形の描画では、適当な四角を描いてマウスを離しても、数値入力が可能だったのに・・・

 

高さの数値を入力する為に、右手はドラッグしたまま、左手でキーボードから数値を入力した。なんだかなぁ。

 

次へ

 

直方体の8辺を選択するのだが、隠れて見えない所はどうするの?ということで、選択フィルタなるものを使うのだ。通常は全て選択できるスマートになっている。

 

Ds102

 

 

 

カーソルはこの薄い黄色の矢印。このあたりに向こう側の辺があるはずだが見えない。

 

Ds102a_2

 

 

 

右下の選択ボタン(矢印)を押すと、このフィルタ設定の小窓が開く。スマートのままだと手前の面が邪魔で奥の辺が見えない。スマートのチェックをはずし、面も選択しないようにチェックをはずすと

 

Ds103

 

 

 

カーソルをそれらしい位置に置くと、面が透けて見え、奥の辺の選択が可能になるのだ。

 

選択が終わったら、Ctrlキーを押したまま、どこかの辺をドラッグする。この時、ドラッグではなくクリックしてしまうと、その辺の選択を解除してしまうので注意。

 

ドラッグの方向によっては、数値が0から動かない。その時は反対にドラッグをつづければ、数値が増え、辺にR(丸み)がついてくる。

 

Ds104

 

 

 

ドラッグをやめると、Rの数値入力ボックスが表示されるので、数値を入力して目的のR値を入力する。

 

Ds105

 

 

 

押出し(プル)操作でドラッグ中でないと数値入力できないというのはバグの類だろうか。

 

(2)へつづく。

 

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DesignSpark Mechanical 1.0 無料の3D_CAD インストール

「SolidWorks 干渉およびクリアランス認識」という3分半ほどの動画を見た。がぜん3D-CADに興味が出て、さっそくフリーの3D-CADを探してみた。

色々あるようだが、完全無料で、見た目が分かりやすそうだった「DesignSpark Mechanical 1.0
」を試してみることにした。

 

Ds001

 

 

ダウンロードページ でスペックなどを確認して、さっそくダウンロード。

ダウンロードしたファイルの名前は「DesignSparkMech32_20130918.5.zip
」 450,380KB

同じページの下に、チュートリアルの紹介がある。

Ds002

 

1のインストール云々には

 

Ds003

とあるので、「Installer.msi」をダブルクリックした。ところが、
「.net framework 4をインストールしてからインストールしろ。frameworkのインストールを今するか?」
というようなダイアログが開いたので、「はい」を選択。

マイクロソフトのダウンロードのページにジャンプしたので、そこから該当するソフトをダウンロードした。

この時、ダウンロードボタンを押すと、
Ds004

 

というダイアログが開く。一番したまでスクロールすると

 

Ds005

これは、推奨するプログラムもダウンロードするか?というダイアログ。

必要ないからスキップしたいのだが、その為に押すボタンには「ダウンロードせずに続けます」と書いてあるので、とても混乱してしまった。私だけか?

さて、Frameworkも無事インストールし、再起動もしたので、「DesignSpark Mechanical 1.0」のインストールを再び開始したのだが・・・

同じメッセージ、Frameworkをインストールせよと言ってくるのだ。WHY?

そもそも、「Setup.exe」があるときは、大抵はこれを起動してきたので、指示に従わないのは不安だったが、「Installer.msi」ではなく「Setup.exe」をダブルクリックしてみた。

結果は、インストール完了。なんだったのだろう。

早速「DesignSpark Mechanical 1.0」を起動する。

新規にアカウントを登録。メールの返信が来るのだが、ソフトはそのまま使えるようだ。
一度認証をするだけで、その後は普通にソフトは起動するようだ。

自宅のWIN7_64と、職場のi5のノート、こちらはXp、にインストール。

Xpはアカウントを聞かれるので、自宅で登録したアカウント(ユーザー名とパスワード)を入力。その後は普通に起動していた。
とりあえず、利用する準備は完了。

次はチュートリアル。(づつく)

 


PS:DesignSpark Mechanical 2.0 が公開されてます。

 

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