DesignSpark Mechanical 1.0 使用例3 移動と配置 向き合わせ
PS v5.0にアップデートしました。以下の方法で、回転軸を合わせるやり方は、v5.0ではうまくいきませんでした。
新しい方法はこちらをご覧ください。(2022/10/19)
--- 以下は元記事です。 ---
使っていると、こんな使い方があるのかという発見があります。ヘルプとか良く読め!と言われそうですが、とりあえず、こんなテクニックがありました。
まず、ピンの平行移動について。
今までは、3方向それぞれ「ボディまで」を使ってましたが、一度に移動できる事を知りました。基準面(線)の取り方次第で、意図したように移動できそうです。
以下は、適当に回転させたピンの向きを穴の向きに合わせて、ピンを穴に入れる操作です。一度で平行移動は回転して軸の向きが合ってからになります。では
ピンを移動コマンドによって、適当に回転させてあります。
ピンを選択します。
すでに移動コマンドを選択済だったので、移動ハンドルが表示されています。
これからする動作は、ピンの向きを回転移動で穴の向きに合わせます。操作は
- 移動の基準(アンカー)をピンの側面の円筒にする。
- 移動ハンドルの向きを、ピンの側面に合わせる。
- 回転移動用のボタンをクリック。
- 穴の側面をクリックして、ピンの向きを穴の向きにそろえる。
- 穴にピンを直接移動させる。
ではまず1から。ピンは選択されています。そのままアンカーボタンをクリックします。
カーソルをピンの側面に移動すると、黄色く色が変わって、選択しようとしている事がわかります。そのままピンの側面が黄色い状態でクリックして、ピンの側面をアンカーとします。
この操作は、移動ハンドルの根本をドラッグしてピンの側面を選択するのと同じ操作です。
次は2です。まず、アンカーボタンの右にあるボタンをクリックします(下図)。
そして、カーソルをまたピンの側面に移動します。側面が今度は青に変化します。青いままで側面をクリックすると、移動ハンドルの向きの指定が終わります。
上クリック前。下クリック後。移動ハンドルの色も変わってます。また、グレーアウトしていた左の一番下のボタン(赤丸部分)も選択可能になりました。
今は側面を選択したので、緑色が光ってます。穴の方向に合わせる為に移動ハンドルの赤をクリックして、赤を光らせます。
選択可能になったボタンをクリックします。(3の操作、ピンの向きを変える為のコマンドの選択です。)
そして、穴の側面をクリックします。(操作の4、向きを合わせたい対象を選択。)
上はクリック前、下はクリック後。ピンの向きが変わります。
操作5、ピンを穴に入れます。冒頭の一度で平行移動のやり方です。
ピンの赤い上向きの矢印は選択されたままです。長手方向の矢印です。クリックして選択しますが、今は選択済なので省きました。
「ボディまで」ボタンをクリックします。
穴の中心線にカーソルが合うと、中心線が緑に光るので、光ったままクリックします。
クリック前
クリック後。移動しました。
中心線の上を選択したようで、ピンの中心付近までしか入ってません。このあたりは、基準の取り方に工夫が必要なようです。
また、方向基準をピンの側面を選ぶと、円筒の法面方向がデフォルトで選ばれます。そのまま穴の側面と向きをあわせようとすると、穴と直角になってしまいました。
何を何に合わせるのかというのは、その都度確認しないとうまくいきません。やり直しCtrl-zで色々試してみています。
移動でこの回転移動というか、軸の向きを合わせる方法がなかなか分かりませんでした。これで、厳密にピンを穴に合わせることが、いろんな場合で可能になりました。
PS:移動ハンドルの回転用の矢印をダブルクリックすると、90度づつ回転します。
今回はここまで
PS:DesignSpark Mechanical 2.0 が公開されてます。
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